「対日政策の要となる国務次官補の直前の訪日中止は異例」
と書かれた産経の記事だけを読んだら何やらトンデモない事が起きているように思えてしまう。「直前の訪日中止は異例」の文字がおどろおどろしい内容に仕立て上げているのである。
産経の記事が8:17の配信であった事から、 AFPからの記事を読み比べてみようと思ったのである。09:45にAFPから「米国務次官補が訪日中止、タイ訪問キャンセルで」という記事が配信をされてきた。
まぁ~、産経が経営の問題を理由に気が荒くなっているものだとしても、それは読者には何の責任はないわけである。
が保守(?)読者層へのウケ狙いで右傾化を強めたところで、逆に中道の読者層の離反を招くだけではなく、毛嫌いさえされはじめているのが現実であろう。
結果、産経の記事内容の信憑性という問題が起きてくる。産経が親米なら親米でそれは一向に構わないが、マッチポンプでやたら騒ぐのは果たして正しい報道のあり方なのだろうか。
もう、ネット上だけではなく、テレビの中でも「産経だから」という言葉が、聞かれはじめているのである。まぁ~、ある意味「嘲笑」をされているのである。
それくらい産経の記事が偏っているという事であるが、「反民主党新聞」と名前を変えた方がいいと、心ある産経の記者は嘆いているという。
さて、8:17に配信をされた産経の記事である。
キャンベル米国務次官補が訪日を中止
2010.3.16 08:17 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100316/plc1003160819004-n1.htm
【ワシントン=犬塚陽介】米国務省のクローリー次官補(広報担当)は15日の記者会見で、アジア歴訪中のキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が17日に予定していた訪日を取りやめ、帰国することを明らかにした。改めて日程を調整するとしているが、対日政策の要となる国務次官補の直前の訪日中止は異例。
日程変更の理由として、クローリー次官補は、首都バンコクでの大規模な反政府集会を理由にタイ訪問が中止となり、日程の再調整を迫られたためとしている。
ただ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題などで日本政府側が迷走を続ける中、訪日しても具体的な成果を見込めないと判断したとの憶測も呼んでいる。
キャンベル次官補は東京で、外務省幹部らと普天間移設問題や北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議などについて意見交換する予定だった。
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さて、この中にさり気なく書いてあるのだが、「バンコクでの大規模な反政府集会を理由にタイ訪問が中止となり、日程の再調整を迫られたためとしている」と書かれている。
しかし、この部分を挟んで、「対日政策の要となる国務次官補の直前の訪日中止は異例」だとか「日本政府側が迷走を続ける中、訪日しても具体的な成果を見込めないと判断したとの憶測」などど、これでもかというくらいネガティブ(Negative)な言葉を並べて不安を煽っているだけなのである。
それも産経自身も憶測をよんでいる。とあくまでも憶測でしかないのであるが、それが、さも正しい事のように書き連ねているのである。
さて、同じワシントンからの発信であるが、AFPの記事では、下記のようになる。
米国務次官補が訪日中止、タイ訪問キャンセルで
2010年03月16日 09:45 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/politics/2710099/5501374
【3月16日 AFP】米国務省のカート・キャンベル(Kurt Campbell)次官補(東アジア・太平洋担当)が17日に予定していた日本訪問が中止となった。フィリップ・クローリー(Philip Crowley)次官補(広報担当)が15日の定例記者会見で明らかにした。
当初、キャンベル次官補はタイを訪問した後、日本に立ち寄り政府関係者と米軍普天間飛行場(Marine Corps Air Station Futenma、MCAS Futenma)の移設問題などを協議する予定だった。
だが、タイの首都バンコク(Bangkok)でタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相支持派数万人が反政府行動を展開していることをうけ、キャンベル次官補はタイ訪問を中止。これに伴い日本訪問も中止することとなったという。
ある米高官は、キャンベル次官補の日本滞在は数時間の予定で、日程の再調整は不可能だったという。(c)AFP
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まぁ~、ようはタイを訪問をした後に数時間の時間が作れたので日本に立ち寄るという程度の話であった。ところが、タイの反政府行動で立ち寄る事ができなくなった事から、日本には立ち寄らずそのままワシントンへ帰るという話である。
本当に、キャンベル次官補が普天間問題で日本を急かすのであれば、間違いなく日本に立ち寄るであろうし、現に鳩山内閣は5月末までにはケリをつけると言っているわけで、周りが「ゴチャゴチャ」言うような話でもない。
余程、キャンベル次官補が立ち寄らない事を日本の大手マスコミは話題にしたいのかそれともネタがないのかは知らないが、平野官房長官にまで、「普天間の移設問題」の影響ではないかと聞く始末である。
キャンベル次官補来日中止で官房長官「日程調整付かず」 普天間の影響は否定
2010.3.16 11:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100316/plc1003161131006-n1.htm
平野博文官房長官は16日午前の記者会見で、米国のキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が17日に予定していた訪日を取りやめたことについて「日程の調整がつかないため、わが国への訪問を中止したということだ」と説明した。
キャンベル氏は外務省高官らとの間で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題や北朝鮮問題について協議する予定だった。平野氏は、普天間問題で進展が見込めないことが来日中止の原因になったとの見方に対し「そういうことではないと思う」と否定した。
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この他にも、
時事通信が
米次官補来日中止、関知せずと鳩山首相=平野官房長官、普天間への影響否定
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010031600127
鳩山由紀夫首相は16日午前、アジア歴訪中のキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が17日に予定していた来日を中止したことに関し、首相公邸前で記者団に「私どもの(関知する)範疇(はんちゅう)ではない」と語った。
来日中止は、米軍普天間飛行場の移設問題で日本政府の検討作業が混迷しているためとの見方が出ているが、首相としては冷静に受け止める考えを強調したとみられる。
平野博文官房長官は16日午前の記者会見で、来日中止の理由を「日本に来る前の国(タイ)との日程調整がつかなかったからではないか」と指摘。移設先を決める今後の日米協議への影響に関しては「全くない」と否定した。 (2010/03/16-11:22)
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米国務次官補が訪日中止=「タイ混乱で取りやめ」と説明
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&rel=j7&k=2010031600070
【ワシントン時事】米国務省のクローリー次官補(広報担当)は15日の記者会見で、アジア歴訪中のキャンベル次官補(東アジア・太平洋担当)が、17日に予定していた訪日を取りやめ帰国すると発表した。改めて日程を調整するとしているが、対日政策の要である国務次官補が直前になって訪日を中止するのは異例だ。
沖縄県の米軍普天間飛行場移設をめぐる日本側の再検討作業が混迷の度を深めていることから、訪問の成果が見込めないための「日本パッシング(素通り)」との憶測も呼びそうだ。
同省当局者は取材に対し、訪日中止に「政治的な意味合いはない」と指摘。15、16両日に予定していたタイ訪問をバンコクでの大規模反政府集会による混乱で中止したのに伴い、日程調整したところ、十分な時間が取れなくなったと説明した。
また、別の同省関係者は、帰国の理由について「家庭の事情だ」と語った。
キャンベル次官補は7日から、マレーシア、ブルネイ、インドネシアなどを訪問。シンガポールから成田経由でワシントンに戻る。
東京では外務省幹部らと会談し、普天間移設や北朝鮮核問題に関する6カ国協議再開などについて意見交換する予定だった。ただ、タイ訪問中止により時間的な余裕ができることから、17日の会談をキャンセルする十分な説明になっていないとの見方も出ている。(2010/03/16-12:58)
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しかし、最近の産経と時事通信の酷さは目を覆いたくなるような記事が多い。時事通信の小沢氏への資産公開時の質問の異様さ「回答はなかったというレトリック 」でも書いたのだが、手口がバレバレでも平気に記事にする図々しさは、稚拙な大手マスコミの実態なのであろう。
http://udonenogure.iza.ne.jp/blog/entry/1452675/
しかし大手メディアを名乗っているお馬鹿なハエ達のタイトルが凄いw
米国務次官補、異例の訪日ドタキャン(朝日)2010年3月16日11時9分
http://www.asahi.com/politics/update/0316/TKY201003160138.html
(47news)2010/03/16 11:46
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031601000122.html
「普天間」が影響?米国務次官補、訪日中止(読売)(2010年3月16日11時37分 )
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100316-OYT1T00409.htm
米国務次官補、訪日せず 日米協議、異例の中止(日経)(10:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100316ATGM1601516032010.html
米国務次官補が訪日中止 普天間進展なしと判断か(東京)2010年3月16日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010031602000216.html
米国:キャンベル次官補の訪日中止 普天間で協議予定(毎日)
2010年3月16日 10時36分 更新:3月16日 13時19分
http://mainichi.jp/select/today/news/20100316k0000e030019000c.html

どうだっていいじゃねか! そんなことは! と言えないマスコミのポチぶりには情けなくなってしまう。それこそ鳩山(兄)のように、「私どもの関する範疇ではない」とど~んと構えられないものなのだろうか。本当にマスコミはヘタレのクソバエである。
Lael Brainard,(キャンベル夫人)
http://en.wikipedia.org/wiki/Lael_Brainard
これがキャンベル次官補の家庭の事情で、急遽帰ったと言うのが本当の理由であったなら、日本のマスコミのアホさ加減を、又世界中に晒したという事である。


by himajin321q
まったく、くだらない話