何の意図があるのかはわからないが、朝日新聞が、2009年6月28日に行なわれた「日韓首脳会談時」に日本の核武装に言及をしていた事が記事になり伝わってきた。
記事の内容を読み解くと、「北朝鮮核問題が深刻化すれば、国内で核武装すべきだという声が強まる」と述べていることと「北朝鮮と中国に対してのブラフ」は、分けて考えなければならない。
「国内で核武装すべきだという声が強まる」としているのは、国内の実情に則った上での意見なのだろうか。
「北朝鮮と中国に対してのブラフ」だとしたら、果たして正しい外交の進め方であろうか。
稚拙という言葉がよぎってしまう。
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北朝鮮核めぐり、首相が核武装論に言及
日韓首脳会談時(2009年7月31日7時8分)
http://www.asahi.com/politics/update/0730/TKY200907300475.html
麻生首相が6月28日に東京で行われた日韓首脳会談の際、「北朝鮮核問題が深刻化すれば、国内で核武装すべきだという声が強まる」と述べていたことがわかった。複数の日韓関係筋が明らかにした。北朝鮮の核問題で、カギを握る中国の取り組みを促す説得材料の一例として取り上げたという。
麻生首相と李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領のほか、同席者を両国外相ら少人数に限った会合の席での発言。議題を北朝鮮問題に絞り、内容は公表しないことを双方が申し合わせていた。
両首脳は、中国が国連安全保障理事会の制裁決議の履行などに真剣に取り組まない場合、日韓両国が北朝鮮に対抗して防衛力を強化せざるをえなくなるというメッセージを中国側に伝える必要があるという考えをそれぞれ表明。麻生首相はその中で、日本で核武装論が高まる可能性に言及したという。
北朝鮮による5月の核実験後、キッシンジャー元米国務長官が日韓両国の核武装の可能性を指摘して、中国に北朝鮮問題に真剣に取り組むよう促した。麻生氏の発言はこうした意見を念頭に置いたものと見られる。政府関係者は「日本が核武装に向かうという言い方ではなかった」と説明する。韓国側からも強い異論は出なかった模様だ。
ただ、北朝鮮の核実験後、日韓両国内の核武装論を中国が警戒しているとされる。ゲーツ米国防長官も5月の日米韓防衛相会談で、日韓両国への「核の傘」の強化に言及。日韓で核武装論が浮上しないように手を打ってきた。国内の核武装論を利用するかのような発言は首相としては不適切との批判も出そうだ。
麻生首相は外相時代の06年10月、衆院外務委員会で核武装論をめぐり「隣の国が(核兵器を)持つとなった時に、一つの考え方としていろいろな議論をしておくのは大事だ」と発言し、4野党から罷免を求められたことがある。
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日本の核武装問題に関してアメリカ側は、カート・キャンベル米国務次官補とエドワード・A・ライス司令官が今月(7月)にも、「核武装論」をけん制をしている。確かに、全ての事がらをアメリカの言いなりになることに賛成をするつもりもないが、こと核武装となると話は違ってくる。

(日本記者クラブでの速記録が見つからないので産経の記事から)
「日本の核保有、理由ない」在日米軍司令官(2009.7.28 18:12)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090728/plc0907281812005-n1.htm
在日米軍のエドワード・A・ライス司令官は28日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、日本への「核の傘」を含む米国の抑止力について「今日も強力に機能しており、日本が独自に核を保有する理由はない」と述べ、日本国内の一部にある「独自核武装論」をけん制した。
またライス司令官は、日米両政府が平成18(2006)年に合意した在日米軍再編計画に関して「ロードマップ(行程表)の完了に向けて努力を続けることが重要だ」と強調、日米地位協定について「見直しの必要はない」と述べた。
総選挙のマニフェスト(政権公約)に地位協定の改定提起や米軍再編見直しを盛り込んだ民主党に異を唱えた形。ただ「日本国民がどんな政権を選んでも、日米同盟の柱は強固なままだ」とし、民主党政権になっても同盟関係に大きな影響はないとの見方も示した。
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キャンベル氏も又、日本の核武装については、否定的な考えで「日本が核武装をすることは日本の国益にもアジア太平洋地域の平和と安定の維持にもつながらない」としている。この一連の話は7月のことだが、確かに一時期アメリカが共和党政権時には、日本の核武装論を唱える人間もいた事は否定はしないが、アメリカも政権が代わり米ロ共核廃絶の方向へ向かう中での核武装論は如何なものか。
もっとも「日本に核武装」― 米国から出た初めての奨励論なんて鬼の首でもとったような記事を書いた記者が、日本にもいなかったわけではないが(笑

日米安保50年に新文書…米国務次官補が意向表明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090717-OYT1T01131.htm
来日中のカート・キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は17日、都内の米大使館で記者会見し、日米安保条約締結50周年にあたる2010年に、同盟関係の深化を図るための文書を日米両政府でまとめる意向を表明した。
キャンベル氏は、1996年の「日米安保共同宣言」に続く新たな文書をまとめるための日米協議は「次期衆院選まで待たなければならない」としたうえで、米国としては新たな文書に、〈1〉同盟が他国の平和と安定のために成し遂げた実績の確認〈2〉同盟の現状と課題の点検〈3〉気候変動問題など、同盟が対処すべき新たな課題の設定――の3点を盛り込む考えを示した。
また、キャンベル氏は米国が日本に提供している「核の傘」に関し、日米両政府が定期的な協議開始で合意し、18日に都内で開く日米安全保障高級事務レベル協議で初めて正式な議題として取り上げる方針を示した。日本の核武装については、「日本の国益にもアジア太平洋地域の平和と安定の維持にもつながらない」と否定的な考えを示した。
(2009年7月18日00時02分
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どのような経緯でこの麻生氏の発言が洩れたのかはわからないが、「内容は公表しないことを双方が申し合わせていた。」としていた内容が洩れ伝わった背景には、自民党を外務官僚が見捨てたのか、それとも韓国が、次期政権を民主党と断定をし、自民党に配慮をしなくなったものなのか、はたまた麻生氏の身近な口の軽い人間がもらしたものなのかは、想像の域をでない。
一応、外務省の日韓首脳会談の公式内容を記しておく。
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http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/KOREA/visit/0906_sk.html
日韓首脳会談(概要)
平成21年6月28日
6月28日、午後3時15分から約1時間30分、麻生総理大臣は、訪日中の李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領との間で日韓首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおり。なお、冒頭1時間あまり、少人数会合において、北朝鮮問題について突っ込んだ意見交換を行った。
1.日韓関係
(1)総論
両首脳は、日帰りでも往来して意見交換する「シャトル首脳外交」がしっかりと根付いてきたことを確認し、歓迎した。両首脳は、引き続き、未来志向の「成熟したパートナーシップ関係」を更に強化していくことで一致した。
(2)経済
両首脳は、審議官級に格上げされた日韓経済連携協定(EPA)の実務協議が7月1日に開催されることを歓迎し、交渉再開に向けた検討を一層促進していくことで一致した。
両首脳は、4月にソウルで開催された「日韓部品素材調達・供給展示会」が大成功であったことを歓迎するとともに、第1回日韓中小企業産業技術フォーラム(7月1日)、日韓中小企業CEOフォーラム(7月3日)、第3回日韓中小企業政策対話(7月3日)の開催を歓迎した。
また、両首脳は、保護主義防止のための協力の継続を確認した。
(3)宇宙
両首脳は、宇宙分野での日韓協力強化の方法について更に議論を深めていくことで一致した。また、麻生総理より、7月末に予定されている韓国の初のロケット打上げの成功を祈念する旨述べた。
(4)原子力協力
両首脳は、日韓原子力協定の第1回交渉が7月30日に行われることを歓迎し、早期締結に向けて共に努力することで一致した。
(5)環境
麻生総理より、日本の中期目標を説明したのに対し、李明博大統領より、日本の取組を高く評価する旨の発言があり、日韓環境保護合同委員会などを通じ、低炭素社会の実現、気候変動等を含む環境分野での協力を一層強化していくことで一致した。
2.北朝鮮問題
両首脳は、北朝鮮の核・ミサイル開発は、北東アジア地域の安全保障上の重大な脅威であり、決して容認できないとの認識を共有するとともに、すべての国連加盟国が、安保理決議第1874号をしっかりと実施する必要があるとの認識で一致した。両首脳は、安保理決議の厳格な実施のため、日韓間で情報交換・協力を促進していくことで一致した。さらに、両首脳は、中国の役割が重要であるとの認識で一致するとともに、引き続き日韓米で緊密に連携していくことを改めて確認した。
また、両首脳は、現下の北朝鮮情勢をどう考えるか、突っ込んだ意見交換を行った。
更に、両首脳は、六者会合が核問題を始めとする北朝鮮をめぐる問題を取り扱う上で最も現実的で有効な枠組みであるとの認識を確認した上で、今後、北朝鮮との交渉を如何にしてとり進めるのが効果的か、意見交換を行った。この関連で、いわゆる五者会合の可能性について意見交換が行われ、六者会合の前進に資するのであれば、いずれかの時点で五者が集まり対応を協議することは有意義であろうとの認識で一致し、引き続き関係国と協議していくこととなった。
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偶然発表をされた記事なのだろうか?
それとも総選挙に向けて北朝鮮が偶然にも再度核実験を行なうというサインなのだろうか(笑


by unimaro
まったく、くだらない話